強制シャットダウンと僕は。
- 2014/10/07
- 10:33
原因はなんだ?
デバックチームは、頭を悩ませる。
ぜんぜん、原因が分からない。
どこに原因があるんだ?
全部調べたつもりだった。
それでも、やはりバグがある。
たかが、データをもってきて分析するだけのアプリで
この始末。ゲームアプリやSNSを作っている会社の
すごさに頭が上がらなかった。
スマホの一つのアプリだけで会社ができるなんて
なんて、お気楽な時代だろうと思っていた自分が浅はかだった。
そんなに甘くない。
総合ランキング1位どころか、アプリを公開できてもいない。
ちょっとした挫折を味わった。
約数時間同じ作動を繰り返す。できなかった端末をデバックプロデューサー
がひきりなしに調べてくれている。
その時、僕は全く作業に力が入らなかった。
無理だと思ったのである。
すげー調べたのに、見つからない。
もはや、このアプリのせいではないんじゃないか。
仕方ないんじゃないだろう。大学生のレベルの設計ではじめから上手くいくなんて
そんな上手い話がある訳がないのではないか。
その日はそんな非効率なことしか浮かばず、もうランキングとかいらないから
1000人くらいに使ってもらえればいいじゃんという気ですらしてきた。
まだ、デバックプロデューサーとエンジニアの方が必死に原因を探して
いるにも関わらず、僕は要なしだと勝手に考えて1人で夜の恵比寿を
歩いていた。何をすることもなく、公園で買ったビールを飲む。
今だから言えるが、そのときは気持ちが全く乗らず、言い訳をして
早急に退社したのだった。
明日、明後日、そして一週間くらい見つからなくて、
しゃーないからこれでだそうってなるのがオチだろう。
そんな悪い方向でしか頭が働かなかった。
もともと、このアプリは単純にちょっとした失恋がきっかけで
作ろうとしたもの。自分の人生をかけて作ろうとかそんな熱い
気持ちで、作る人とは始まり方が違う。やっぱ、だめだよ。
学んだ、学んだ。
もう十分だよ。
完全に憔悴しきって、時計を見ると夜の21:30
そろそろ帰るかな。そういえば、さっき友達にLINEが
来ていた。なんだったかな?
何気なく、iPodを開く。
その瞬間。僕の今までのウルトラネガティブ思考を吹き飛ばすように
デバックプロデューサーからメッセージが入っていた。
“バグが見つかった。これが本当に原因だったら明日確かめて申請だそう”
この会社の社員の熱量はなんなんだ。
なんでそこまでしてくれるんだ。就業時間をとっくにすぎたのに、バグが
見つかるまでのこってやってくださった。僕が先に帰ってしまったのにも
かかわらず。
このアプリはもはや、僕だけの気持ちでいい加減にできるものではない。
吹き消しされそうになった心のろうそくは、瞬く間に大きく炎をあげた。
次の日。デバックプロデューサーの努力のおかげで、わずかシャットダウ
ンから1日で申請。その後、1週間あまり経ち、あまりにも遅かったために
カタコトの英語でアップルに電話をする。なんとかこちらの話を聞いて
くれたのか、その二日後に見事、再び "ready for sale"の承認を得た。
ここからが勝負。僕だけでやれることはやる。どこまでいけるのだろうか。
デバックチームは、頭を悩ませる。
ぜんぜん、原因が分からない。
どこに原因があるんだ?
全部調べたつもりだった。
それでも、やはりバグがある。
たかが、データをもってきて分析するだけのアプリで
この始末。ゲームアプリやSNSを作っている会社の
すごさに頭が上がらなかった。
スマホの一つのアプリだけで会社ができるなんて
なんて、お気楽な時代だろうと思っていた自分が浅はかだった。
そんなに甘くない。
総合ランキング1位どころか、アプリを公開できてもいない。
ちょっとした挫折を味わった。
約数時間同じ作動を繰り返す。できなかった端末をデバックプロデューサー
がひきりなしに調べてくれている。
その時、僕は全く作業に力が入らなかった。
無理だと思ったのである。
すげー調べたのに、見つからない。
もはや、このアプリのせいではないんじゃないか。
仕方ないんじゃないだろう。大学生のレベルの設計ではじめから上手くいくなんて
そんな上手い話がある訳がないのではないか。
その日はそんな非効率なことしか浮かばず、もうランキングとかいらないから
1000人くらいに使ってもらえればいいじゃんという気ですらしてきた。
まだ、デバックプロデューサーとエンジニアの方が必死に原因を探して
いるにも関わらず、僕は要なしだと勝手に考えて1人で夜の恵比寿を
歩いていた。何をすることもなく、公園で買ったビールを飲む。
今だから言えるが、そのときは気持ちが全く乗らず、言い訳をして
早急に退社したのだった。
明日、明後日、そして一週間くらい見つからなくて、
しゃーないからこれでだそうってなるのがオチだろう。
そんな悪い方向でしか頭が働かなかった。
もともと、このアプリは単純にちょっとした失恋がきっかけで
作ろうとしたもの。自分の人生をかけて作ろうとかそんな熱い
気持ちで、作る人とは始まり方が違う。やっぱ、だめだよ。
学んだ、学んだ。
もう十分だよ。
完全に憔悴しきって、時計を見ると夜の21:30
そろそろ帰るかな。そういえば、さっき友達にLINEが
来ていた。なんだったかな?
何気なく、iPodを開く。
その瞬間。僕の今までのウルトラネガティブ思考を吹き飛ばすように
デバックプロデューサーからメッセージが入っていた。
“バグが見つかった。これが本当に原因だったら明日確かめて申請だそう”
この会社の社員の熱量はなんなんだ。
なんでそこまでしてくれるんだ。就業時間をとっくにすぎたのに、バグが
見つかるまでのこってやってくださった。僕が先に帰ってしまったのにも
かかわらず。
このアプリはもはや、僕だけの気持ちでいい加減にできるものではない。
吹き消しされそうになった心のろうそくは、瞬く間に大きく炎をあげた。
次の日。デバックプロデューサーの努力のおかげで、わずかシャットダウ
ンから1日で申請。その後、1週間あまり経ち、あまりにも遅かったために
カタコトの英語でアップルに電話をする。なんとかこちらの話を聞いて
くれたのか、その二日後に見事、再び "ready for sale"の承認を得た。
ここからが勝負。僕だけでやれることはやる。どこまでいけるのだろうか。