アプリの価値
- 2014/05/22
- 14:31
現時点でApp Store1位をとれるだけのアイデアではない。
たぶん、
たぶんだけど
それぞれみんな自分のアイデアに少なからず自信はあっただろう。
でも、すでにAppStore1位をなんども経験されてきた社長の言葉に反論できるものはいなかった。
「またミーティングをするので、ブラッシュアップしてみてください」
あっ
なるほど、
落とされるということはなく、1位になれそうなアイデアになるまでみてくれるということか!!
ここから社長から担当してくださるかたが社内のプロデューサーに代わり話を進めていくことになる。
銭社長の全幅をよせる方らしく、このかたも同じくして社長と同じく鋭い視点でアイデアをみてくださった。
ただ、返ってくる言葉は同じくして、まだアップルストアの上位で戦えるレベルのアイデアではないという事。
少々の悔しい気持ちはあったけれど、帰り道3人で話をしながら帰っていく時には
(よっしゃ!!プロデューサーのかたを納得させるようなアイデアだしてやろう)と躍起になっていた。
そもそも、その時のアイデアは心の距離に重点をおいたモノだった。
簡単に言ってしまえば、分析データ結果を見せずに心理学のパーソナルスペースというものに基づいた距離を
表示するだけのシンプルなアプリ設計。
そして、次の会議までにブラッシュアップしたものもまた、距離だけの変化を見せるような設計をしてしまっていた。自分の中でもなんかしっくり来ない。
所詮リアルの測定ではないし、距離がドンピシャで実際の二人の関係性に直結するものでもない。
次第に、もともとこのアプリを作りたいと思っていた時の気持ちも忘れ始めていた。
これでは、よくある診断アプリに毛が生えたようなものではないか。個人的に、占いやタロットなどをそんなに信じていなかった自分にとって、今作ろうとしているアプリがそれに近づいているような気がしてだんだんと嫌気がさしていた。
そんなモヤモヤした気持ちでいた頃に、プロデューサーとSKYPEでのミーティングで初心を思い出す事になる。
ちょうど、その日は法律系の単位の中間テストが終わって、どっと疲れがたまっていた時だった。
スカイプでのミーティングははじめてでやや緊張気味だった。
自分の中でのアイデアのブラッシュアップがそんなに変化していないことに加えて納得していない部分がほとんどであったから、アプリの趣旨を説明することにためらいの気持ちが充満していた。
予定の13時ちょうどにスカイプミーティングがはじめられた。
一通りのアプリ内容を説明する僕にプロデューサーさんは、じっくりと聞く様子であいづちをいれながら、聞いてくれた。
一通りの話が終わり、プロデューサーさんの方から
「このアプリって、どこが一番面白い部分なのかな」
即答できなかった。
(どこだろう、、、)
距離をみて、
(うわっ俺とあの子こんな距離開いてるのかよ!!)
(超ウケる!!)
とはならないだろう。
おそらく、
(へぇーこんくらいの距離なんだー)
で終わるだろうし、自分だったら飽きて次からやらないかもとも思ってしまっていた。
その時にプロデューサーさんから「この分析ってどうやるの?」と質問される。
それは、LINEの履歴保存転送ボタンからLINEトークデータを自分のアプリに送って分析は二人の返信する時間の平均だったり、コメント数の割合だったり、そういったものを….
・・・・・・・・
あっ
ああああああ
プロデューサーさんに分析方法を説明しているうちに、昔のおろかな自分の姿が浮かび上がってきた。
夜中の2時に、既読されて返ってこないLINEを振り返りながら、ちまちまとコメント数やら返答する時間などを
計算した頃を思い出した。
これだ!!俺がみたかったものは。知りたかったものは。
このミーティングでのプロデューサーさんの言葉が引き金となり、いっきに軌道修正した。
このアプリの魅力は、やはり気になる人とのそれぞれの分析結果にあるのだと。
続
たぶん、
たぶんだけど
それぞれみんな自分のアイデアに少なからず自信はあっただろう。
でも、すでにAppStore1位をなんども経験されてきた社長の言葉に反論できるものはいなかった。
「またミーティングをするので、ブラッシュアップしてみてください」
あっ
なるほど、
落とされるということはなく、1位になれそうなアイデアになるまでみてくれるということか!!
ここから社長から担当してくださるかたが社内のプロデューサーに代わり話を進めていくことになる。
銭社長の全幅をよせる方らしく、このかたも同じくして社長と同じく鋭い視点でアイデアをみてくださった。
ただ、返ってくる言葉は同じくして、まだアップルストアの上位で戦えるレベルのアイデアではないという事。
少々の悔しい気持ちはあったけれど、帰り道3人で話をしながら帰っていく時には
(よっしゃ!!プロデューサーのかたを納得させるようなアイデアだしてやろう)と躍起になっていた。
そもそも、その時のアイデアは心の距離に重点をおいたモノだった。
簡単に言ってしまえば、分析データ結果を見せずに心理学のパーソナルスペースというものに基づいた距離を
表示するだけのシンプルなアプリ設計。
そして、次の会議までにブラッシュアップしたものもまた、距離だけの変化を見せるような設計をしてしまっていた。自分の中でもなんかしっくり来ない。
所詮リアルの測定ではないし、距離がドンピシャで実際の二人の関係性に直結するものでもない。
次第に、もともとこのアプリを作りたいと思っていた時の気持ちも忘れ始めていた。
これでは、よくある診断アプリに毛が生えたようなものではないか。個人的に、占いやタロットなどをそんなに信じていなかった自分にとって、今作ろうとしているアプリがそれに近づいているような気がしてだんだんと嫌気がさしていた。
そんなモヤモヤした気持ちでいた頃に、プロデューサーとSKYPEでのミーティングで初心を思い出す事になる。
ちょうど、その日は法律系の単位の中間テストが終わって、どっと疲れがたまっていた時だった。
スカイプでのミーティングははじめてでやや緊張気味だった。
自分の中でのアイデアのブラッシュアップがそんなに変化していないことに加えて納得していない部分がほとんどであったから、アプリの趣旨を説明することにためらいの気持ちが充満していた。
予定の13時ちょうどにスカイプミーティングがはじめられた。
一通りのアプリ内容を説明する僕にプロデューサーさんは、じっくりと聞く様子であいづちをいれながら、聞いてくれた。
一通りの話が終わり、プロデューサーさんの方から
「このアプリって、どこが一番面白い部分なのかな」
即答できなかった。
(どこだろう、、、)
距離をみて、
(うわっ俺とあの子こんな距離開いてるのかよ!!)
(超ウケる!!)
とはならないだろう。
おそらく、
(へぇーこんくらいの距離なんだー)
で終わるだろうし、自分だったら飽きて次からやらないかもとも思ってしまっていた。
その時にプロデューサーさんから「この分析ってどうやるの?」と質問される。
それは、LINEの履歴保存転送ボタンからLINEトークデータを自分のアプリに送って分析は二人の返信する時間の平均だったり、コメント数の割合だったり、そういったものを….
・・・・・・・・
あっ
ああああああ
プロデューサーさんに分析方法を説明しているうちに、昔のおろかな自分の姿が浮かび上がってきた。
夜中の2時に、既読されて返ってこないLINEを振り返りながら、ちまちまとコメント数やら返答する時間などを
計算した頃を思い出した。
これだ!!俺がみたかったものは。知りたかったものは。
このミーティングでのプロデューサーさんの言葉が引き金となり、いっきに軌道修正した。
このアプリの魅力は、やはり気になる人とのそれぞれの分析結果にあるのだと。
続